ご挨拶
さらに一歩踏み込んだソリューションへ。
スウェージロックは、昨年(2023年)、日本に進出して50周年を迎えました。ひとえに皆さまのご支援、ご愛顧の賜物と、心から感謝申しあげます。
50周年に際し、お客さまにお会いしてご意見を頂戴する機会がございました。お客さまがお持ちの課題や、スウェージロック・ジャパンへの期待など、たくさんのお声をいただき、改めて、私たちが忘れてはならないことは「品質や安全へのこだわり」であることを痛感した次第です。
同時に、多くのお客さまが抱える課題は、人材面にあることもわかりました。人材不足の昨今、人材を採用することや自社で育成していくことの難しさに直面されています。社会全体では、ESGを考慮した企業活動は当たり前になりつつあり、中でも人的資本の注目度が高まっています。今いる人材の能力を最大限発揮できる環境をつくることと、企業間の連携で補い合うことが必要だと感じています。
スウェージロック・ジャパンでは、現場の人材育成・技術力の底上げに直結するセミナーやトレーニング、配管ユニット製作サービス、安全な現場を実現するためのアドバイス・サービスなど、幅広いソリューションを提供しています。2024年はさらに、部門間のチームワークを強化し、一歩踏み込んだソリューションを提供してまいります。営業やエンジニアだけでなく、それを支える技術、システム、バックオフィスなど、さまざまな機能あってのソリューションですので、それぞれのレベルアップと連携によって、ソリューション提供力を高めていきたいと考えています。
近年、特に力を入れて取り組んでいるのは、水素やアンモニアをはじめとするクリーン・エネルギーの分野です。特に水素は安全面が重視され、実績や技術的な裏付けのある情報が求められるものですが、弊社は、スウェージロックが75年以上にわたり培った知見と経験に加え、独自のネットワークを強みに、グローバル・レベルの実績やノウハウを提供できています。これらをふんだんに盛り込んだ水素セミナーは、多くのお客さまの関心を集め、大変好評をいただいています。今後は、水素以外のクリーン・エネルギーにも力を入れていきたいと考えています。
「スウェージロックさんは、最初に『No』から入らない。だから気持ちよく仕事ができます」
お客さまとの対話の中で、このようなありがたいお声をいただきました。 私たちは流体システムのエキスパートですが、それ以外の領域はNo=知りません・関係ありませんではなく、お客さまのお困りごとに一歩踏み込んで関わっていくスタンスを、これからも大切にしようと強く心に刻みました。もちろん、弊社だけで解決できないこともございます。さまざまなお取引先さま、協力会社さまと連携することで、枠組みを超えてソリューションを提供してまいります。
次の50年の一歩となる2024年。
お客さまから頂戴したご意見を大切にし、期待を超えたサービスをご提供できるよう、社員一同、精進していく所存です。
そして、安全、安心、環境に配慮した社会の実現に向け、お客さまと共に「持続可能な成長」を目指してまいります。
2024年1月吉日
スウェージロック・ジャパン
代表取締役 小牧 修